ボルダリングとは

最近はボルダリングのニュースをテレビでもやるようになってきました。英語では「bouldering」と書くので、登る行為(ボルダー)を示しています。簡単に言えば、高さ3~5m程度の岩を登るスポーツがボルダリングということになります。
未経験者が勘違いしやすいのは「ロープを使った」というイメージがある点で、高さが6m以上にもなる岩を登るならロープを使います。ただし、それ以下の高さでは殆どロープは使いません。ちなみに高さのある岩をロープをつけて登るのは「ルートクライミング」と呼ばれています。
ボルダリングもルートクライミングもその起源は「ロッククライミング」にあります。ちょっと整理しておきますと、ロッククライミングの中で、自分の手足にだけで登るのは「フリークライミング」、いろいろ道具を使用して前進するのが「エイドクライミング」です。
フリークライミングの中で、巨岩を登るのが「ボルダリング」です。高い壁を登るのは「ルートクライミング」です。これらはフリークライミングのカテゴリですから、道具に体重をかけて登るのはNGです。つまり、ボルダリングとは、ロープを使わずに登り、落ちてしまった場合でも致命傷にならない程度の高さでフリークライミングするスポーツです。
ちなみにチョークをよく使いますが、これは手に汗をかいていると、ホールド(つかむ所)をつかんでも滑りやすくなる事への対策です。汗を吸い取って、滑りにくくするために使用するのがチョークというわけです。チョークには皮膚を保護する効果もあります。成分は炭酸マグネシウムで、体には無害の物質です。
固形、チャンク、粉、液体などいろいろあります。初心者の場合は手に簡単になじむ粉がお勧めです。粉が飛び散らないように、ジムではボールに入った粉チョークを使います。